桜の季節が過ぎて、城崎の景色も少しずつ落ち着いてきました。
川沿いの木々は葉桜に変わり、鮮やかな緑が増えてきています。この時期は、人の流れも少しゆるやかになって、街全体にゆったりした空気が流れています。
チェックインのあと、「まずは一つ外湯へ行ってきます」と出かけられる方もいれば、「少し休んでからにします」とお部屋でゆっくりされる方も。過ごし方は本当にそれぞれです。
三國屋(mikuniya)は温泉街の中にあるので、思い立ったタイミングで外に出られるのも一つの良さです。外湯を一つ巡って戻ってきたり、途中でお店に立ち寄ったり。きっちり予定を決めなくても、自然と一日が流れていきます。
最近は、外湯めぐりとあわせて街をゆっくり歩かれる方も多いです。木屋町小路のあたりをのぞいたり、川沿いを少し遠回りしてみたり。葉桜の下を歩くこの時期は、どこか気負わず過ごせるのがいいところかもしれません。
宿に戻られてからは、貸切風呂に入られる方も多くいらっしゃいます。「外湯もいいけど、これはこれで落ち着きますね」といった声をいただくこともあります。外に出る楽しさと、宿に戻ってくる安心感、その両方を行き来できるのが城崎らしさかもしれません。

お食事はお部屋で。周りを気にせず、ゆっくりと但馬の食材を楽しんでいただけます。派手さはありませんが、「ちょうどいいな」と感じていただける時間を大切にしています。
三國屋は大きな宿ではありませんが、その分、お一人おひとりとの距離は近い宿です。チェックインの時や、外湯に出かける前、ちょっとした会話の中で、その日の過ごし方が自然と決まっていくこともあります。
城崎温泉は、予定を詰め込むよりも、少し余白を残して来ていただく方が楽しめる場所かもしれません。外湯をいくつ回るかよりも、どんなふうに過ごしたかが残る場所です。
葉桜の季節の城崎も、なかなかいいものです。
少し落ち着いたこの時期に、ゆっくりとした時間を過ごしにいらしてください。

